猫が好き。

猫と女性が好きです。日々(月一?)の独り言です。

金曜の夜に思うこと

土日が休みの会社員にとって、金曜の夜とはなぜこんなにも解放感に溢れている

のでしょうか。


今日は半年以上にわたるプロジェクトの成果(キングファイル5冊で計10kg)を

抱えて客先に納品に行き、無事に検収も終え、上司から労いとお褒めの言葉を

いただいた後だけに、その感動も一入です。


こんな夜は彼女と祝杯を酌み交わしたい、と思うのですが、一回会いに行けば

ランチ半月分がゆうに飛んでいく距離が私を思いとどまらせます。

そもそも、金曜の夜、仕事が終わって会いに行ったとしても、ほとんどのお店は

ラストオーダーギリギリでしょうしね。

是非もないこと、と自分を納得させるしかありません。


彼女も今日、大きな仕事が無事に終わったようです。

直前の3連休も返上して取り組んでいた彼女の努力が報われ、私も嬉しい限りです。

これでお互い、思い残すことなく来週末の逢瀬を謳歌できそうです。


前回会ったのが2月半ばなので、約1.5か月ぶりに相見えるわけです。


人の体を構成する60兆個の細胞のうち、肌の細胞は28日でほぼ生まれ変わると

言いますから、前回触れた彼女の肌と、次に会った時に触れる彼女の肌は、

物質的には全く別のものということになります。

今日の彼女に会えるのは今日だけ、と思うと、一層その時間を大切にしたいと

思えますし、会う時は毎回新しい彼女、と思うと、会う前の期待感・高揚感も

さらに増して感じられます。

ひょっとすると、これもなかなか会えない中距離恋愛の醍醐味なのかもしれない

ですね。


そんな話を彼女にしようものなら、「私は私だよ」と一蹴されて終わりそうですが。



最高速度

今日、高速道路の最高速度を100キロから120キロに引き上げる予定だ

というニュースをやっていました。


私は生粋のペーパードライバーです。

公道は教習車でしか走ったことがありません。

最後の運転はもう10年以上前の話です。


月あたりの駐車場代と家賃があまり変わらず、公共交通機関が充実し、尚且つ

渋滞が常態化しているこの一極集中都市では、素人ドライバーが車を持つという

選択肢は非常にハードルが高いのです。

それでも、いつかは動物も人も飛び出してこないようなまっすぐな広い道を、

助手席に彼女を乗せて走りたいという壮大な野望を持って、毎回いそいそと免許の

更新に出かけています。


そんな私を尻目に、彼女は私が産まれた時にはもう免許保持者でした。

私の人生と同じくらいの期間、運転を経験している強者です。

高速道路も頻繁に利用しています。

ドライブデートの時は、彼女が左折する瞬間にこっそり体を運転席側に傾けて、

助手席側に傾く彼女との距離が縮まるのが密かな楽しみです。


最高速度が上がると、今まで通りの速度で走行する車と、最高速度(実勢速度は

それ以上?)で走行する車との速度差が開くことになります。

そのせいで、速度引き上げ直後は高速道路での事故件数が増加するのでは、と

彼女の身が心配です。

ただその一方、彼女がこれまで通りの速度で走るとすれば、速度違反で切符を

切られることがなくなるのは彼女にとってメリットなのかもしれません・・・。


最高速度の引き上げに対しては、複雑な思いです。

夢見草

来週末、彼女と桜を見に行きます。

予想ではちょうど満開を迎える頃、絶好の日和となることを願ってやみません。


毎年開花が早まって、今年はもう入学式シーズンには葉桜なのではないかという見方が

大勢のようです。

4月の新生活への期待と不安は、千々に舞い散る桜吹雪の中でこそ昇華される気がする

のですが、それもあと数十年もすれば、古い感覚になるのかもしれないですね。


タイトルの夢見草は、桜の異名です。

雪の頃から待ちわびても、夢のように美しいのはほんのひと時、

気付けば儚く散りゆく桜。


徒桜と分かってはいても、いや分かっているからこそ、

人はこんなにも思い焦がれるのかもしれないですね。